ボルボV90クロスカントリーは、その優れた安全性能や快適さで高く評価されるラグジュアリー・ステーションワゴンです。だが「クロスカントリー 欠点」というキーワードで検索する方は、見た目の良さだけでなく、実際の使い勝手、維持費、将来性など具体的なネガティブ要因を知りたいはずです。本記事では最新情報に基づき、サイズ・燃費・維持費・弱点・廃止決定などを総合的に検討しますので、購入判断の参考になります。
ボルボ V90 クロスカントリー 欠点:サイズ・維持・製造終了の問題点
この見出しでは、ボルボ V90 クロスカントリー 欠点を軸に、特に注目すべき欠点を整理します。購入前に押さえておきたい「大きさによる扱いにくさ」「維持費と故障のリスク」「モデル廃止による将来の影響」など、サイズと維持を中心に最新情報を含めて解説します。
車体サイズが大きく街中での取り回しが難しい
ボルボ V90 クロスカントリーは全長約4959ミリ、全幅はミラーを含めると2000ミリ近くに達するモデルがあり、都市部や駐車場で窮屈に感じる場面が多くあります。歩道や車道の狭い道路、コインパーキングなどでは車の先端やサイドミラーを気にする場面が増えるでしょう。肝心のボンネットの先端や全幅感覚がつかみにくいとの声もよくあります。
これにより、狭い駐車スペースに収める作業やUターン時などの操作に不慣れなドライバーにはストレスがかかることがあります。
メンテナンスコストが予想より高くなる
ラグジュアリー車であるため、定期的なオイル・タイヤ・ブレーキなどの保守はもちろん特殊部品やセンサー類の価格も高めです。電子系統の故障(電気系診断、センサー類の交換等)の修理費用が500~1500ドル超になるケースがあり、サスペンション制御モジュールの交換も1,000ドル近くかかることがあります。
また、エンジンマウント、ラジエーターなどの重整備が必要になると、部品と工賃合計で数千ドルに達することもあるため、購入後の維持費見積もりは慎重にするべきです。
燃費・燃料仕様と実用性のバランスがネック
2025年モデルのクロスカントリーは、2.0リッターターボ/スーパーチャージャー付きエンジン(B6)を搭載し、AWD仕様で出力約295馬力。EPA推定燃費は市街地22MPG、高速道29MPG、複合25MPG程度です。この数値はサイズ・重量を考えれば妥当ですが、日常使いではガソリン代がかさむ可能性があります。
さらに、プレミアム燃料指定や、燃費が表記よりも悪くなる状況(例えば高速巡航時や冷暖房使用時)が報告されており、維持におけるランニングコストを上乗せする要因となります。
乗員快適性における背の高い人への不満
サンルーフ装備車や車高を上げたクロスカントリー仕様では、前席および後席のヘッドルームに制約があります。特に背の高いドライバーや乗客は、天井が圧迫感を感じたり、サンルーフによって頭上空間がさらに狭くなることがあります。
また後席はクッションが薄めで座面が低く、中央席の足元(トランスミッショントンネル部分)が高いため、3人乗車時の快適性が落ちるとの声があります。
技術的・耐久性の問題と使用上の弱点

このカテゴリでは、「維持」にもっと深く関係する故障リスクや構造的な弱点を取り上げます。電子系やサスペンション、走行高・センサー・排気系など、点検の際に注意すべき技術的な問題を見ていきます。
電子系統と水漏れの問題
屋根のサンルーフやリアランプ周りなどで水が浸入して電子システムに影響を与えるケースが報告されています。特にサンルーフの排水溝が詰まると水が室内に入り込み、光センサーや電子モジュールが故障することがあります。
また外側ミラーの構造上の瑕疵や、車両の外部パーツの密閉性が完全ではない部分があるため、雨天時や洗車後などに問題が顕在化しやすいです。
サスペンションの弱点と乗り心地の妥協点
固定式サスペンション仕様のV90クロスカントリーでは、悪路や凹凸のある道で振動が伝わりやすく、快適性が損なわれることがあります。オプションでリアがエアサスペンションになるものの、価格が上がるうえに、耐久性や修理費の面でリスクがあります。
またショックアブソーバーの漏れやブッシュの摩耗などが高走行距離で発生しやすく、交換費が高めであるため、その点も購入時に確認すべきです。
重量と牽引能力の制限
この車は車重が重く、重めの荷物や牽引を行う際にはその制限を考慮する必要があります。最大牽引能力は3,500ポンド(約1,588kg)ですが、本格的な牽引対象を頻繁に運ぶ人には負荷が大きくなることがあります。
またルーフキャリアや荷物箱を積載する際には静音性などが損なわれることもあり、高速走行時の風切り音や屋根に積む荷物の影響を強く感じるユーザーも多いです。
モデル廃止と将来性の影響

車を購入する際には、製造状況や将来部品供給なども重要な検討事項です。この見出しでは、V90クロスカントリーが廃止されたことの影響を見ていきます。
製造終了の決定と注文受付の停止
ボルボは2025年9月にV90およびV90クロスカントリーの生産を全世界で終了する旨を発表しています。これはモデルライフサイクル上の計画的措置で、市場のSUV人気や環境規制対応の流れを受けたものです。
そのため、多くの地域では注文受付は停止済みで、在庫車のみの販売となっており、希望仕様が手に入らない可能性があります。
部品供給・メンテナンス保証の懸念
モデルが廃止されると、将来的に部品の供給が減少する可能性があります。特に電子部品やデジタル部品、限られたオプション品は生産終了後に調達コストが高くなることがあります。
さらに中古車市場や保証サービスの扱いにおいて、保証延長を含めたアフターサービスが制限されるケースも増えるため、所有期間が長いほど影響が大きくなります。
中古市場価格と残価率への影響
廃止により新車がなくなると、中古車の価格は急騰しやすくなります。一方で維持費の増加や部品供給の不確実性が消費者に敬遠され、残価率(将来の売却価格)が下がる可能性もあります。
またモデル末期に在庫車を安く買える機会もありますが、限定仕様・色・オプションでは価格が高騰することがあり、購入コストの割に選択肢が狭まる状況となります。
競合車との比較で浮かび上がる欠点
他社モデルと比較することで、V90クロスカントリーの強みと同時に弱点が浮き彫りになります。ここでは荷室容量、静粛性、燃費・コスパを軸に主な競合車との比較を行います。
荷室容量の比較:広さはあるが高さは足りない
クロスカントリーの荷室容量は、後席使用時で25~26立方フィート、高速でシートを倒すと53~54立方フィートほどですが、比較対象としてMercedes や Audi のオールロード系には若干劣る高さを持ちません。
高さ方向の余裕が少ないため、大型スーツケースや立てる荷物を積みたい場合、荷物の収まりが悪く感じることがあります。また荷室の床が低くて重い物は積みやすいものの、積載容量の上側の余裕を活かしにくい設計です。
静粛性・風切り音での不満の声
高速道路走行や風の強い日のドライブで、風切り音やロードノイズが室内に入りやすいという指摘があります。特に屋根にクロスバーやルーフボックスを装着した場合、音が大きくなることがあります。
また車高を上げたことで車体側面が風の影響を強く受けるため、SUVほどではないものの、通常セダンやワゴンに比べてノイズマージンが狭まることがあります。
コストパフォーマンスの観点での比較
価格帯・装備レベルに対して競合他社モデル(SUVやオールロード系ワゴン)の方が燃費性能/静粛性/ブランド再販性の点で有利なことがあります。同じ価格帯であれば、燃費が良く維持コストの低いSUVが選ばれることも。
また、多くのライバルがプラグインハイブリッドや電動モデルを主力にしてきているため、ガソリン車中心の構成となるV90クロスカントリーは競争で後手に回ることがあります。
まとめ

ボルボ V90 クロスカントリーには、豊かなラグジュアリー性、高い安全性、乗り心地の良さなど多くの魅力がありますが、検索する方が気にする「欠点」も複数存在します。特に車体サイズが大きいため街乗りでの扱いにくさ、燃費や燃料仕様に伴うランニングコスト、電子機器やサスペンションなど部位の故障リスク、そしてモデル廃止による将来性の不安があります。これらは購入前にしっかり把握すべきポイントです。
もしV90クロスカントリーを検討するなら、試乗で実際の乗り心地やノイズレベルを確かめること、整備記録や部品供給の状況を販売店に確認することが重要です。また他の選択肢とコスト・性能を比較して、自分の使い方に本当にマッチするかを見極めましょう。欠点を理解したうえで選べば、満足度の高い1台となる可能性は十分にあります。