2桁ナンバーは、その希少性とスタイリッシュな見た目から多くの車好きに注目されています。
特に若者を中心に「2桁ナンバー かっこいい!」という声も話題に。普段何気なく見ているナンバープレートですが、2桁だとどんな魅力があるのでしょうか。
この記事では、2桁ナンバーがかっこいいと言われる理由や、人気の数字、取得方法、注意点までを詳しく解説します。
目次
2桁ナンバーはなぜかっこいい?その魅力を解説
まず、2桁ナンバーがかっこいいと感じられる理由のひとつは、非常に希少であることです。
かつて日本では1967年に分類番号が1桁から2桁へ、さらに1999年にはほぼ全国的に3桁化されました。そのため、現在新規登録される車のほとんどは3桁の分類番号を持っています。
2桁ナンバーが付く車は先代からナンバーを引き継いでいる旧車であることが多く、街中で目にする機会は極めて少ないのです。
シンプルで目立つデザイン
2桁ナンバーは数字が少ない分、視認性が良くスッキリした印象を与えます。
例えば、小型乗用車であれば分類番号が「33」や「58」のように2桁であると、一般的な3桁番号の車に比べて一瞬でその車を認識できるようになります。
シンプルな組み合わせゆえに遠くからでも見やすく、ナンバー全体がスタイリッシュに映るのが魅力です。
レトロ感と個性
2桁ナンバーにはどこか懐かしい「レトロ感」もあります。
古い車が長く同じナンバーを維持している状態でなければ付かないナンバーであり、それだけで熱心な愛好家の間で「旧車らしくてかっこいい」と評価される要素になります。
また、2桁であることで個性的な語呂合わせや数字を選びやすく、自分らしさを演出するアイテムとしても人気です。
希少価値とステータス
前述した通り、2桁ナンバーは旧規格の車にしか残っていないため、登録車全体の5%未満という非常に珍しい存在です。
希少な状態であるがゆえに、2桁ナンバーを持っていること自体がオーナーのステータスになります。
また、2桁ナンバーの車は大切に乗られてきたことを示すとも受け取られ、クラシックカーやカスタムカーを好む人々から高く評価される理由の一つです。
2桁ナンバーを取得するには?希望ナンバー制度の活用
一般的に、新車登録時にナンバープレートの分類番号(先頭の数字)は指定できません。2桁ナンバーを得るためには、すでに2桁ナンバーが付いている中古車を購入する必要があります。
一方で、下段の4桁の数字部分については「希望ナンバー制度」を利用して自分の好きな番号を申請可能です。対象車種は登録自動車(普通車・軽自動車)で、申請手数料(全国平均で4,000~5,000円程度)を支払えば最大4桁まで希望の数字を指定できます。
希望ナンバー制度の概要
希望ナンバー制度では、ナンバープレートが交付される際に下段の数字部分を自由に選ぶことができます。
ただし、人気が集中する数字(1、7、8やゾロ目、縁起のいい組み合わせなど)は抽選対象番号に設定されています。それ以外の番号であれば、空きがあれば確実に取得できます。申請はウェブサイトや窓口で行え、申請手数料は通常のナンバー変更より高く、4,000~5,000円程度(地域による変動)が必要です。
抽選対象の数字と選び方のコツ
人気番号は抽選になるため注意が必要です。1桁やゾロ目、縁起の良い語呂合わせ(例:8、88、333など)は申し込みが集中しやすく、抽選でないと取得できません。
2桁ナンバーであれば比較的自由な数字の指定が可能ですが、「01」「10」「12」「23」「39」など語呂の良い組み合わせも人気です。抽選に外れた場合は、「一般希望」に切り替えたり別の数字を選ぶなどして対処します。また、図柄入りナンバーを希望すると手数料がさらに高くなることも覚えておきましょう。
中古車での確保方法
2桁ナンバーを確実に手に入れるには、すでに2桁ナンバーが付与されている中古車の購入が確実な方法です。
ただし、通常は車の名義変更や住所変更をすると新しいナンバー(3桁)が交付されてしまいます。そのため中古車を購入する際は、販売店にあらかじめナンバーを変更しないよう依頼するか、引越しや名義変更の予定がない車両を選ぶ必要があります。こうした調整を行うことで、お目当ての2桁ナンバーを維持できます。
2桁ナンバーで人気の数字と意味
2桁ナンバーでよく選ばれるのは、縁起の良さや覚えやすさを重視した数字です。
人気の組み合わせには「01」(ナンバーワン)や「10」「12」などがあります。これらはそれぞれ「一番」や「完全数」を連想させ、ポジティブな意味を持つため好まれます。
また、「08」(オーバーの語呂合わせ)や「39」(サンキューの語呂)、「35」(ミツゴ)など語呂が良い数字も特に若者に人気です。
縁起の良い組み合わせ
古くから縁起のいい数字とされる「7」や「8」は2桁でも人気です。
たとえば「58」は末広がりの8を含み、「88」は八八(末広がり)で非常に縁起が良いとされます。逆に「4」(死)や「9」(苦)を含むナンバーは避ける人が多いため、希望番号ではこれらの数字を外す例も多いです。
語呂合わせを活かした数字選び
2桁ならではの語呂合わせで自分だけの意味を込める人も増えています。
「11」はぞろ目で強い印象があり、「21」や「81」など好きなアーティストやスポーツ選手の背番号、「63」(ムサシ)、「39」(サンキュー)など、個人や周囲に馴染みのある語呂合わせ数字を選ぶ例もあります。好みや個性が反映できる点は、2桁ナンバーの大きな魅力です。
1桁ナンバー・2桁ナンバー・3桁ナンバーの違い
日本のナンバープレート制度は、1962年まで分類番号が1桁、1967年から2桁、1999年以降は3桁に変更されてきました。現在では普通車・軽自動車ともに新規登録時には3桁ナンバーが付与されるのが一般的です。
以下では1桁・2桁・3桁ナンバーの違いをまとめています。
一桁ナンバーの希少性
一桁分類番号は制度初期に発行されたものですが、既に何十年も前に廃止されています。
現存する一桁ナンバー車は極めて少なく、そのレア度から「幻のナンバー」と呼ばれることもあります。基本的には見ることはほぼないため、1桁ナンバーは最も希少性が高い存在です。
三桁ナンバー化の背景
1999年以降に登録された車両には3桁ナンバーが付与されます。軽自動車も2005年から3桁化が始まり、現在新規で登録される車はほとんどが3桁ナンバーです。
したがって、今後も2桁ナンバー(および1桁ナンバー)は現存数が減少するばかりで、その希少価値はさらに高まっていくでしょう。
軽自動車における2桁ナンバー
軽自動車のナンバープレートは当初黄色地に黒文字で交付されていましたが、2019年以降は白地への移行が進んでいます。
軽自動車の場合でも、2005年以前に登録された車両であれば2桁の分類番号が残っている可能性があります。黄色ナンバーかつ2桁分類は非常に珍しく、そういった車両はコレクターズアイテムのように価値が高いとされています。
分類番号 | 特徴 |
---|---|
1桁 | 1950~60年代まで発行。現存車はほとんどなく、「幻のナンバー」と称される。 |
2桁 | 1998年以前の登録車に付与。普通車・軽自動車とも廃止前に登録された車両のみが保有する希少なナンバー。 |
3桁 | 1999年以降に導入された標準ナンバー。現行の新車登録では原則すべての車が3桁を使用。 |
まとめ
2桁ナンバーは旧ナンバー制度時代の名残として極めて希少であり、見た目の良さや個性が評価されて「かっこいい」と言われています。
一方で、名義変更や住所変更があると番号が変わってしまう可能性があるため、2桁ナンバーを維持するには注意が必要です。
自分で数字を選びたい場合は希望ナンバー制度を活用し、抽選対象となる数字や申請手続きをしっかり把握しておきましょう。
今後も2桁ナンバーはさらに現存数を減らしていくと予想されるため、これからも特別な存在として注目され続けるでしょう。